top of page

グラスフェッドという言葉を覚えるメリット

  • 8月10日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月22日

グラスフェッドの読み方は、そのまま「グラスフェッド」です。英語の「草」と「与えられた」を意味する言葉が組み合わさったもので、牧草を食べて育った牛やその乳製品を指します。単なる外来語のように聞こえるかもしれません。しかしこの言葉を知ることは、スーパーの棚の前で「牛の飼い方」という新しい選び方の軸を手に入れることです。



牛の飼い方で商品を選ぶという新しい軸


スーパーの乳製品売り場には、四角い箱に入ったバターや牛乳パックがずらりと並んでいます。いつもなら価格の安さや、見慣れたメーカーのロゴを目印にしてカゴに入れるかもしれません。そこにグラスフェッドという視点が加わると、目の前の商品が少し違って見えてきます。牛が何を食べて育ったかという背景は、食べ物を選ぶ確かな基準になります。穀物ではなく、土地に生える草をたくさん食べて育った牛のミルクは、季節ごとに少しずつ風味が変わるのが特徴です。春の青々とした草を食べれば青草の香りが増し、冬の干し草を食べればコクのある味わいに深まります。いつもの買い物の基準に「牛の食事」という軸が加わる瞬間です。では、その軸を持つと、毎日の食卓はどう変わるのでしょうか。



遠い牧場の風景と朝の食卓がつながる


グラスフェッドの乳製品を選ぶと、パッケージの向こう側にある風景が想像できるようになります。冷蔵庫から取り出したグラスフェッドバターは、一般的なバターよりも少し濃い黄色をしていることに気づくはずです。これは牛が食べた牧草の成分が、そのままミルクに移った証拠と言えます。朝、こんがり焼けたトーストにその黄色いバターを塗る場面を想像してみてください。牛が広い草地でのんびりと草を食む姿が思い浮かぶはずです。自分の口に入るものが、どんな場所で、どのように作られたのかを知っていると、一口の味わいが少しだけ深く感じられます。ただの食材だったものが、土地の物語を運んでくる存在に変わるのです。私たちがこの物語を選ぶことは、牧場にとってどんな意味を持つのでしょうか。



言葉が広まることで生産者が作り続けられる


私たちがグラスフェッドという言葉を知り、その商品を選ぶ行動は、草を主体にして牛を育てる生産者を直接支える力になります。広い土地を用意し、牛の自然なペースに合わせて育てる酪農は、効率だけを求めるとなかなか難しいものです。それでも、牛にとって心地よい環境を作ろうと奮闘している牧場が存在します。店頭で私たちがその商品を選ぶたびに、飼い方に価値があるというメッセージが市場に届く仕組みです。言葉が広く認知され、その価値を求める人が増えれば、牧場は草を中心とした飼育を無理なく続けていくことができます。今日からお店の乳製品コーナーを歩くとき、パッケージの隅に書かれた文字を探してみてください。



よくある質問


Q. グラスフェッドと放牧は同じ意味ですか? 放牧は牛を外に放して飼う環境を指し、グラスフェッドは牧草を主体に食べる食事を指します。外を歩き回りながら草を食べる牛は、多くの場合両方の条件を満たしています。


Q. グラスフェッドの乳製品はどこで探し始めればよいですか? まずは大型のスーパーや、輸入食品を扱うお店のバター売り場を覗いてみてください。また、北海道などの牧場からインターネットを通じて直接取り寄せることもできます。


Q. グラスフェッドの言葉がパッケージにない場合はどう見分けますか? パッケージに放牧や牧草飼育と書かれている商品を探すのが手掛かりになります。気になる牧場のウェブサイトを見て、牛が草を食べている風景を確認するのもひとつの方法です。



関連する用語



この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。

 
 
bottom of page