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グラスフェッドの意味を理解するメリット

  • 8月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月22日

グラスフェッドとは、英語のグラス(草)とフェッド(与えられた)を組み合わせた言葉で、牧草を食べて育った牛やその乳製品を指します。言葉を分解すると「草で育てられた」という飼育方法の事実だけを表しています。この意味をそのまま受け取ることで、パッケージの雰囲気に流されず、商品の実力を冷静に見極める基準が手に入ります。



「草で育った」という事実だけを示す言葉である


グラスフェッドという言葉自体には、健康に良いといった意味や、高級であるという価値は含まれていません。対義語であるグレインフェッド(穀物飼育)と対比して、牛が何を食べて育ったかという事実を説明するだけの言葉です。牛は本来、草を消化する胃を持つ動物です。その自然な姿に近い形で、牧草を食べて育った牛のミルクやバターがグラスフェッド乳製品と呼ばれます。言葉の意味が「草で育った」という一点に尽きるからこそ、その草が育つ土壌や気候という環境の要素が、味や成分にそのまま反映されます。しかし、この言葉を日本の売り場でそのまま受け取るとき、少し注意が必要な現実があります。



日本にはグラスフェッドの厳密な公的基準がない


現在の日本には、グラスフェッドを名乗るための法律に基づく明確なルールがありません。有機JASのように、国が定めた統一基準や認証マークがない状態です。そのため、一年中放牧されて牧草だけで育った牛のミルクも、牛舎の中で一部だけ干し草を与えられた牛のミルクも、同じようにグラスフェッドと表示される可能性があります。言葉の意味が広いまま使われているのが実情です。公的な基準がないからこそ、パッケージの表にある文字だけを見るのではなく、その中身を確かめる行動が買い物の失敗を防ぎます。



パッケージの裏側とメーカーの発信で実態を確かめる


売り場でグラスフェッドの商品を手に取ったら、少しだけ商品の背景を調べてみます。確認するポイントは以下の3つです。


  • 牛がどんな環境で飼育されているか(放牧か牛舎か)

  • 食べている草の種類や割合はどうなっているか

  • 牧場やメーカーが飼育方法を公開しているか


メーカーのウェブサイトを開き、牛が草を食べる風景や飼料へのこだわりが具体的に書かれているかを確認します。言葉の意味を理解した消費者が、実態の伴う商品を選び取ることで、草作りからこだわる酪農家が支えられます。明日の朝のトーストに塗るバターを選ぶとき、その背景にある牛の食べ物に思いを巡らせてみてください。



よくある質問


Q. グラスフェッドとオーガニックはどう違いますか? A. オーガニック(有機)は、農薬や化学肥料を使わないなどの厳しい公的基準を満たした認証制度です。一方、グラスフェッドは草を食べて育ったという飼育方法を指し、公的な認証制度ではありません。両方を満たす商品もあれば、片方だけの商品もあります。


Q. 草だけで育っていないものは偽物ですか? A. 偽物ではありません。日本の気候では、冬の間は雪に覆われるため、一年中生の牧草だけを食べさせることは困難です。そのため、冬場は保存しておいた干し草を与えたり、栄養を補うために少量の穀物をブレンドしたりする牧場が多くあります。それぞれの環境に合わせた育て方の工夫です。



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この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。

 
 
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