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グラスフェッドの牛はどう育つのか(飼育の一年)

  • 8月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月22日

グラスフェッドの牛は、夏は放牧地の青草を、冬は夏のあいだに蓄えた乾草やサイレージを食べて一年を過ごします。輸入穀物に頼らず「土地の草だけで牛を養う」ためには、放牧・草地管理・冬の備えという一年がかりの設計が必要です。



3行でわかる


夏=放牧で青草、冬=蓄えた乾草・サイレージ。牛の食事は季節で一巡します。

草地を区画で回す輪換放牧で、草を食べ尽くさず一年使い続けます。

雪国では「夏の草をどれだけ冬へ持ち越せるか」が飼育設計の要です。


グラスフェッドは草を食料に変えるシステム


一年のカレンダー


季節

牛の食事

牧場の仕事

放牧はじまり・伸び始めの草

草地の手入れ・放牧の再開

放牧の青草が主役

冬用の乾草・サイレージづくり

放牧の終わりへ

貯蔵飼料の仕上げ

乾草・サイレージ

牛舎での給餌・次の春への備え

夏の牧場は「牛を放しながら、冬の分の草も刈る」二毛作のような忙しさになります。頭数に見合う草地と、冬の分の貯蔵。この2つが揃ってはじめてグラスフェッドは成立します。



草地を守る工夫


牛は1日に大量の草を食べるため、同じ場所に放し続けると草地が傷みます。

そこで草地を区画に分け、牛を順番に移す輪換放牧が使われます。食べた区画は休ませ、草が回復したら牛が戻る。草の生育リズムと牛の食欲のバランスを取る仕組みです。

土づくりも飼育の一部です。良い土が良い草を育て、良い草が乳や肉になります。グラスフェッドの飼育は「牛を育てる」というより「草地という生態系を運営する」仕事に近いものです。



よくある質問


Q. 冬も放牧するのですか。

雪国では冬の放牧はできず、牛舎で夏に蓄えた草を与えます。生涯を通じて「草で育てる」ことに変わりはありません。


Q. 穀物は一切与えないのですか。

牧場によります。生涯草だけの100%グラスフェッドから、粗飼料主体で少量の穀物を補う形まで幅があります。だからこそ生産者の説明の確認が大切です。


Q. なぜ日本では少ないのですか。

頭数に見合う草地と冬の貯蔵の設計が必要だからです。輸入穀物を前提にした舎飼いのほうが、限られた土地で安定生産できます。


Q. 育て方はミルクの味に出ますか。

出ます。夏の青草の季節は色も青草の風味も濃く、冬は色が淡くなりコクが増します。季節変化はグラスフェッドならではの個性です。



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この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。

 
 
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