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グラスフェッドチーズを味わうメリット

  • 8月10日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月21日

グラスフェッドチーズとは、牧草を食べて育った牛の生乳から作られるチーズです。牛が食べた草の種類や季節ごとの気候が、チーズの風味にそのまま表れます。いつもの食卓にスライスしたチーズを一枚並べるだけで、遠く離れた土地の自然の営みそのものを味わう体験になります。



牧草の香りがチーズの風味を決める


チーズはワインと同じように、土地の個性が色濃く出る食品です。牛が食べた草の香りは生乳に移り、それを濃縮して発酵させることでチーズ特有の風味へと変わります。

春から夏にかけて青々とした生草を食べた牛の乳は、爽やかで軽やかな香りを持ちます。一方で、雪に覆われる冬の間に乾燥させた干し草を食べた牛の乳は、穏やかで深いコクを持つのが特徴です。同じ牧場のチーズでも、作られた季節によって味わいが少しずつ変化します。

スーパーや輸入食材店のチーズ売り場でグラスフェッドの表示を見つけたら、パッケージの裏を見て産地を確認してみてください。遠くの牧場の景色が、一口のチーズから立ち上るのを感じるはずです。

ただ、土地の香りを楽しむグラスフェッドチーズですが、牛乳はお腹がゴロゴロするという方もいるかもしれません。



発酵と熟成の仕組みが乳糖を減らす


牛乳を飲むとお腹が不調になる原因の多くは、乳糖という成分です。チーズを作る過程では、この乳糖が大きく減ります。

まず、生乳に乳酸菌を加えて発酵させる段階で、乳酸菌が乳糖をエサにして分解します。さらに、水分を抜いて固め、熟成庫で時間をかけて寝かせる間にも乳糖の分解は止まりません。そのため、長く熟成させた硬いハードタイプのチーズほど、乳糖は少なくなります。

牛乳が苦手な方でも、熟成の進んだグラスフェッドチーズを選べば、お腹の負担を気にせず牧草の風味を楽しめる仕組みになっています。自分の体調に合わせて熟成度合いの異なるチーズを試してみるのも、ひとつの楽しみ方です。

こうした自然の仕組みを活かしたチーズ作りが、日本の牧場でも広がり始めています。



国産のクラフトチーズが地域の風景を作る


日本の酪農家が自らの手でグラスフェッドチーズを作る動きが増えています。かつては輸入のチーズが大半でしたが、今は国内の牧場が小さな工房を併設するようになりました。搾りたての生乳をその日のうちにチーズに加工できるのが強みです。

牧場ごとに生えている草が違うため、隣の町のチーズでも全く異なる味が生まれます。


  • 牧場に併設された直売所で搾りたての味を買う

  • 地域の道の駅の冷蔵ケースで地元の工房のものを探す

  • ふるさと納税の返礼品として遠方の牧場から取り寄せる


こうした方法で、日本の様々な土地のグラスフェッドチーズに出会うことができます。作り手の顔が見えるチーズを選ぶことは、その地域の牧草地という風景を守ることにもつながります。

今度の週末、いつもより少しだけ時間をかけて、朝のトーストにのせるチーズを選んでみませんか。



よくある質問


Q. グラスフェッドチーズは加熱しても美味しく食べられますか?

そのまま食べるだけでなく、トーストにのせて焼いたり、グラタンに散らしたりして加熱するのもおすすめです。熱を加えることで牧草由来の香りがふわりと立ち上がり、冷たい状態とは違うふくよかな味わいを楽しめます。


Q. 保存するときに気をつけることはありますか?

チーズは乾燥を嫌います。一度開封した後は、切り口にぴったりとラップを密着させ、さらに密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存してください。野菜室は適度な湿度があるため、チーズの風味を長持ちさせるのに適しています。



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この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。

 
 
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