市販の放牧系牛乳を見分けるメリット
- 8月10日
- 読了時間: 3分
更新日:8月20日
市販のグラスフェッド牛乳や放牧牛乳をスーパーの棚で見つけるには、パッケージの裏側を見ます。殺菌表示、産地、作り手の説明という3つの手がかりを辿ることで、放牧系の牛乳にたどり着くことができます。特別な店に行かなくても、いつもの売り場で選択肢を広げられます。
殺菌表示と産地が最初の手がかりになります
スーパーの牛乳売り場に並ぶ商品は、パッケージの側面に一括表示が印字されています。ここで最初に確認するのは殺菌温度です。放牧で育った牛の生乳は、その風味を生かすために低い温度でゆっくり殺菌される傾向があります。高い温度で短時間殺菌された牛乳が並ぶ中で、低い温度が記されたパッケージは、放牧系の可能性を示す目印に変わります。
次に産地にも目を向けます。放牧には牛が歩き回る広い土地が欠かせません。そのため、パッケージに書かれた製造所や生乳の産地が、広大な土地を持つ地域に絞り込まれます。殺菌温度と産地を組み合わせることで、棚の中から候補をいくつか探し出せるはずです。では、その候補から放牧の実態をどう確かめればよいのでしょうか。
「放牧」という言葉の裏側を読み解きます
パッケージの表に「放牧」と書かれていても、牛の暮らし方は牧場によって異なります。春から秋まで一日中外で過ごす牛もいれば、短い時間だけ運動場に出る牛もいます。日本の気候では一年中青草を食べることは難しく、冬の間は牛舎で過ごし、保存した草を食べるのが一般的です。
そのため、作り手がパッケージの側面やウェブサイトで、牛の過ごし方や食べている草について具体的に説明しているかが鍵になります。どんな場所で、どの季節に外を歩いているのか。そうした風景が伝わってくる説明がある牛乳は、グラスフェッドや放牧の理念を大切にしています。作り手の姿勢を確認したら、あとは実際の売り場で手を動かすだけです。
売り場の棚の前でパッケージを裏返します
いつものスーパーで牛乳コーナーの前に立ったら、まずは価格帯が少し上の商品を探します。そのパッケージを手に取り、裏側の一括表示を確かめてください。
殺菌温度が低めに設定されているか
産地が広い土地を持つ地域か
牛の過ごし方や草についての具体的な説明があるか
この3つを確認するだけで、グラスフェッドや放牧の牛乳に出会える確率が高まります。もし近所の店で見つからなくても、少し規模の大きなスーパーや、地域の商品を扱う店に足を運ぶと、違う顔ぶれの牛乳が並んでいるはずです。明日の朝、グラスに注ぐ牛乳を選ぶとき、パッケージの裏側に広がる牧場の風景を探してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q. グラスフェッド牛乳と放牧牛乳は同じですか。 グラスフェッドは草を食べて育つことを指し、放牧は外で過ごす環境を表す言葉です。多くのグラスフェッド牛乳は放牧で育てられていますが、冬場は牛舎で乾燥した草を食べることもあります。パッケージの説明を読むことで、それぞれの牧場の育て方を確認できます。
Q. 近所のスーパーに放牧系の牛乳がありません。 売り場の限られたスペースには、毎日たくさん売れる定番の牛乳が並びます。放牧系の牛乳を探す場合は、品揃えが豊富な大型スーパーや、自然食品を扱う店を覗いてみてください。牧場から直接お取り寄せする方法もあります。
関連する用語
この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。


