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親の食卓に乳製品を無理なく足す工夫

  • 8月9日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月22日

年を重ねた親の食が細くなったとき、「全部食べて」と促すより、いつもの食卓に少量高栄養の一品を足すほうが現実的です。乳製品は、調理がほぼ不要で、少量でたんぱく質とカルシウムを補える「足しやすい」食品群です。頑張らせない工夫が、結局いちばん長続きします。



目標は全部食べることではなく、まず一品を足すことです


目標は「全部食べる」ではなく「まず一品・一口を足す」ことです。

乳製品は調理いらずで少量高栄養。足す工夫に向いています。

本人の「これなら食べられる」を起点に、選択肢を並べて選んでもらいます。



無理なく足す実例


いつもの食卓

足し方

朝のパンやご飯

コップ半分の牛乳・チーズひとかけを添える

味噌汁・スープ

仕上げに牛乳を少量(まろやかになり塩分も薄まる)

白いご飯

ミルク粥・リゾット風に

おやつの時間

ヨーグルト・プリン・アイスクリーム

食欲のない日

温めた牛乳だけでも「食べた」に数える

要点は、別メニューを増やさないことです。新しい料理は作る側の負担になり、続きません。いつもの食事に「置く」「混ぜる」「注ぐ」だけの形が、介護する側にも優しい設計です。

甘いものが好きな方には、ヨーグルトやミルクプリンが入口になります。「おやつで栄養が摂れた」と考えれば、菓子の時間も栄養の機会に変わります。



声かけのコツ


「食べなきゃだめ」は逆効果になりがちです。

「こっちとこっち、どっちがいい?」と選んでもらう。「一口だけ味見して」と小さく頼む。食べきれた経験を重ねてもらう。食欲は、安心とセットで戻ってきます。

体重の減少が続く、飲み込みでむせる、といったサインがあれば、かかりつけ医や地域包括支援センターに早めに相談してください。食事の工夫と専門職の支援は両輪です。



よくある質問


Q. 嚥下が心配なときの乳製品は。

とろみのあるヨーグルトなどが選択肢になりますが、状態により適切な形は変わります。言語聴覚士や医師の評価・指導を優先してください。


Q. 牛乳嫌いの親にはどうすれば。

無理強いは不要です。チーズ・ヨーグルト・シチューなど形を変えるか、乳製品以外のたんぱく源(卵・豆腐・魚)で構いません。


Q. 市販の栄養補助食品とどちらがよいですか。

併用で構いません。日常の食品で足せる分は食品で、足りない分を補助食品で、という順番が自然です。


Q. どれくらい食べられていれば安心ですか。

一律の線はありません。体重の推移がいちばん分かりやすい目安です。減り続けるようなら医療機関に相談してください。



関連する用語




出典


厚生労働省 e-ヘルスネット「高齢者の低栄養」── フレイル予防とたんぱく質摂取に関する解説

この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。

 
 
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