黄色味を帯びているミルクは、牛が栄養素の高い夏草をたっぷりと食べた証拠であり、それを飲む人間にとって暑い夏を乗り切る大きなサポートになります。さらに、グラスフェッドミルクを通じて季節の移り変わりを感じることも、このミルクの楽しみの一つです。
<北海道西興部村 萩原牧場の風景 2022年夏>
夏のミルクは栄養豊富
西興部の萩原牧場の夏草は、酪農のプロが丹念に作り上げた土と明るい日差し、そして天塩山系の綺麗な伏流水に育てられて栄養豊富です。牛はこの季節の柔らかな夏草が大好物。たっぷりと食べて、植物由来のαリノレン酸(オメガ3)やβカロテン(ビタミンA)、さらにビタミンD、Eや各種ミネラル(カルシウムや鉄分など)を含んだミルクを私たちにもたらしてくれます。
ちなみに、オメガ3は血液サラサラ効果があると注目されている成分です。サバなどの青魚に多く含まれていることは有名ですが、実はグラフフェッドのミルクにもそれが含まれているのです。
βカロテンは抗酸化作用および免疫賦活作用があるとされます。また、対内でビタミンAとして機能し、生殖機能維持、皮膚の角質化を防ぎ、細菌への抵抗力を強め、さらに視力低下や眼球乾燥症を防ぐとされています。
ビタミンDは骨や歯の成長に不可欠で、特に育ち盛りの子供は成人の4倍の所要量が必要とされます。また、高齢者の骨粗鬆症の予防につながるの指摘もあります。
そしてビタミンEは、細胞を柔軟化し末端の血液循環を改善します。特に、抗酸化作用があり、活性酸素などのフリーラジカルから細胞を守る働きがあります。
公益財産法人日本食肉総合センターの資料をご参照(http://www.jmi.or.jp/qanda/bunrui5/q_087.html)
黄色味はビタミン豊富な証拠
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