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「北海道産」表示の中身を読む

8月9日
読了時間: 3分

更新日:8月22日

「北海道産」と書かれた牛乳・乳製品は、北海道の生乳を使っていることを示しますが、それは「どの牧場か」まで教えてくれるわけではありません。北海道は日本の生乳のおよそ半分を生産する大産地であり、その中には多様な飼い方の牧場が含まれます。産地表示は出発点であって、品質やこだわりの証明書ではありません。



3行でわかる


「北海道産」は地域の表示であり、牧場や飼い方の表示ではありません。

北海道は日本の生乳のおよそ半分を生産する大産地。中身は多様です。

イメージで選ばず、「さらに何が書いてあるか」で見分けます。



表示の解像度を上げる


表示の段階

分かること

国産

日本の生乳であること

北海道産

北海道の生乳であること

○○地方・○○町の生乳

地域がさらに絞られる

牧場名の明記

どの牧場の、どんな飼い方かまで辿れる

下に行くほど、情報の解像度が上がります。「北海道産だから良い」というより、「どこまで具体的に書いてあるか」が、作り手のこだわりと情報公開の姿勢を映します。

北海道産の牛乳がおいしいと感じられることが多いのは事実としても、その理由は「北海道」という地名ではなく、涼しい気候・草地の広さ・鮮度など個別の条件にあります。同じ北海道でも、飼い方は牧場ごとに違います。



イメージと事実を分ける練習


パッケージの牧草地の写真や牛のイラストは、法律上の表示ではなく演出です。

確かめるべきは一括表示欄と説明文。生乳の産地、種類別名称、殺菌条件、そして牧場や飼料への言及があるか。イメージに払うのか、書かれた事実に払うのか。それを選べるのが、表示を読める消費者の強みです。



よくある質問


Q. 「北海道産生乳100%使用」は信用できますか。

産地表示としては信用できます。ただしそれは産地の情報であり、飼い方や牧場のこだわりまでは保証しません。


Q. 都府県産の牛乳は劣るのですか。

劣りません。鮮度の面ではむしろ消費地に近い産地が有利な場合もあります。産地は優劣ではなく個性です。


Q. パッケージのどこを見ればよいですか。

一括表示欄(種類別名称・殺菌温度)と、生乳の産地・牧場に関する説明文です。写真やキャッチコピーは演出として区別してください。


Q. もっと詳しく知りたい場合は。

牧場名が書かれていれば、その牧場の情報公開(ウェブサイトなど)まで辿れます。書いていない場合、それ以上は辿れません。



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出典


農林水産省 牛乳乳製品統計 ── 都道府県別の生乳生産量(北海道が全国のおよそ半分)

この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。

 
 
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