グラスフェッドミルクで作るアイスのメリット
更新日:8月21日
グラスフェッドミルクで作るアイスの最大のメリットは、ミルクの個性がそのまま口どけになることです。アイスクリームはその原料の大半をミルクが占める食品です。牧草を食べて育った牛の乳の風味が、ダイレクトに味わいへと直結します。
アイスクリームの味わいはミルクの質で決まる
冷凍庫から出したばかりのアイスにスプーンを入れるとき、私たちが味わっているのは実はミルクそのものです。アイスクリームは、牛乳や生クリームなどの乳成分をベースに作られます。だからこそ、主役であるミルクの質がアイス全体の印象を左右します。
グラスフェッドミルクは、自然の牧草を食べて育った牛から搾られます。そのため、穀物飼料を中心に育った牛のミルクとは異なる、特有の軽やかな風味を持っています。このミルクをアイスに仕立てると、口に入れた瞬間にスッと溶け、後味にベタつきが残りません。お風呂上がりに冷たいアイスを頬張るとき、のどごしの良さに驚くはずです。
では、そのミルクの風味は一年中ずっと同じなのでしょうか。
牛が食べる牧草の変化が季節ごとの味を作る
グラスフェッドミルクで作るアイスは、食べる時期によって微妙に味が変わります。牛が主食とする牧草は、季節の移り変わりとともに状態が変化するからです。
春から夏にかけて、牛たちは水分をたっぷり含んだ青々とした草を食べます。この時期のミルクで作るアイスは、さっぱりとした爽やかな口当たりになります。一方、秋から冬にかけて口にするのは、栄養を蓄えた乾燥牧草です。するとミルクの質が少し変わり、コクのある濃厚なアイスに仕上がります。
スーパーのアイス売り場で選ぶとき、季節による味の違いを想像してみてください。一つの牧場のアイスを一年を通して食べ比べてみることで、四季の移ろいを舌で感じることができます。
こうした変化を楽しめるのは、どんな環境で搾られたミルクなのでしょうか。
その土地の自然を味わう地域のアイスになる
グラスフェッドミルクで作るアイスは、その土地の風土を映し出す鏡です。牛が食べる草は、その地域の土壌や水、太陽の光を受けて育ちます。地域の牧場で搾られたミルクを使うということは、その土地の自然環境そのものをアイスに閉じ込めるということです。
大規模な工場で均一に作られるアイスは、いつでも同じ味を楽しめる安心感があります。対して、特定の地域のグラスフェッドミルクで作られたアイスは、一期一会の味わいを持っています。旅行先で立ち寄った道の駅や、お取り寄せで届いた箱を開けるとき、その土地の景色を思い浮かべながら味わうことができます。
次にアイスを食べるとき、どんな風景の中で育った牛のミルクなのか、パッケージの裏側を少し眺めてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q. グラスフェッドミルクのアイスは溶けやすいですか? 一般的なアイスと溶けやすさは大きく変わりません。ただ、乳化剤や安定剤を控えたシンプルな製法で作られることが多いため、室温に出すと少し早めに柔らかく感じる場合もあります。冷凍庫から出して少し待ち、スプーンがすっと入る頃が、ミルクの香りが立って一番の食べ頃です。
Q. さっぱりしているのにコクがあるのはなぜですか? グラスフェッドミルク特有の成分バランスによるものです。牧草を食べて育つことで、口の中でサッと溶ける軽やかさがありながら、ミルク本来の豊かな風味が後味として残ります。濃厚さとすっきり感が両立しているのが特徴です。
関連する用語
この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。


