グラスフェッドに公的な定義はあるか
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更新日:17 時間前
グラスフェッドと名乗るための統一された公的な定義は、日本にはありません。米国でも、農務省が2007年に定めた任意基準が2016年1月に撤回されており、世界的にも「グラスフェッド」の表示は生産者や民間認証の自己定義に委ねられているのが現状です。
3行でわかる
日本には「グラスフェッド」の表示を定めた公的基準がありません。
米国農務省の任意基準も2016年に撤回され、民間に委ねられました。
だから、生産者が自分の定義を明示しているかが選ぶ手がかりになります。
経緯の整理
年 | できごと |
2007年 | 米国農務省が「グラス(牧草)フェッド」の任意基準を制定 |
2016年 | 同基準を撤回(表示基準の策定が同局の法的権限外という理由) |
現在 | 米国は民間認証中心。日本には統一基準がないまま |
基準がないことは、悪いことばかりではありません。
土地も気候も牧場ごとに違う以上、一律の線引きは難しいのも事実です。その代わり、生産者自身が「うちのグラスフェッドはこういう意味です」と説明する責任が生まれます。
当社の考える「グラスフェッド」
一つの例として、当社は次の条件を自分たちの定義として公開しています。
萩原牧場ただ一つの生乳だけを使うこと。夏は放牧で青草を、冬は牧場で蓄えた草を与えること。牧草は無化学肥料・無農薬の方針で育てること。
定義は事業者ごとに違ってよい。ただし、隠さず書くこと。それがこの言葉との正しい付き合い方だと考えています。
よくある質問
Q. 基準がないなら、何を信じればよいですか。
生産者の説明の具体性です。飼料の内容・放牧の期間・草の育て方まで書かれているかを見てください。
Q. 「グラスフェッド」と書いてあれば草だけで育てたのですか。
限りません。仕上げだけ草の場合や、割合の定義が違う場合もあります。
Q. 日本で基準が作られる予定はありますか。
現時点で統一基準は定められていません。放牧に関する民間の認証制度は存在します。
Q. 海外の認証マークは日本でも通用しますか。
輸入品では見かけますが、あくまで各認証団体の基準に基づくものです。
Q. 消費者にできることはありますか。
「どう育てた牛のミルクですか」と聞くことです。答えられる生産者こそ、信頼の手がかりになります。
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出典
U.S. Department of Agriculture, Agricultural Marketing Service. Withdrawal of United States Standards for Livestock and Meat Marketing Claims. Federal Register, Vol. 81, No. 7, January 12, 2016.
この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。


