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グラスフェッドの定義を確認するメリット

8月10日
読了時間: 3分

更新日:8月21日

グラスフェッドという言葉には、世界共通の厳密な定義がありません。米国農務省が2007年に定めたグラスフェッド表示の任意基準は、2016年に撤回されました。現在、この言葉の意味を決めているのは各生産者です。だからこそ、売り場で商品の説明を具体的に読む行動が役に立ちます。



パッケージの裏側に書かれた生産者の言葉を探す


グラスフェッドは直訳すると「草を食べて育った」という意味です。牧草を主体に育てた牛の乳であることは確かと言えます。ただ、一年を通した飼料の扱いは牧場によって同じではありません。雪の降る地域では、冬に生草を食べられないため、夏に刈り取った干し草や発酵させた草を与えます。牛の体調管理のために少量の穀物をブレンドする牧場も存在します。それらを含めてグラスフェッドと呼ぶ現状があります。売り場で商品を手にとったら、パッケージの裏や側面に書かれた説明を探してみてください。


  • 冬場に与えている干し草の種類

  • 補助的な穀物の有無

  • 放牧している期間


こうした詳細が書かれているかどうかが、商品を選ぶ一つの基準になります。具体的な説明がある商品は、作り手の姿勢をそのまま表しています。次にスーパーの棚を見る時、パッケージの裏側がどうなっているか確かめたくなりませんか。



生産者が公開している独自の基準を調べる


国や機関による統一された定義がないからこそ、生産者は自らの基準を公開しています。ウェブサイトを開き、どんな草を育て、どのように牛に与えているかを一度だけ調べてみます。牧草地を区切って順番に牛を移動させる仕組みや、土づくりへのこだわりなど、牧場ごとのやり方が見えてくるはずです。細かな基準を自ら定め、それを消費者に公開している生産者は、自分たちの製法に責任を持っています。外部の基準がないことを受け入れ、より透明性の高い自社基準を設けている商品に出会うこともあります。冷蔵庫に入っているそのバターがどんな基準で作られたか、少し調べてみるのも面白いものです。



自己定義を公開する文化が業界をより良くする


生産者が自らの言葉でグラスフェッドを定義し、それを消費者が選ぶ。この繰り返しが、乳製品の作られ方をより良くしていきます。基準がないことは、決して無法地帯を意味しません。むしろ、ごまかしのきかない環境で生産者が競い合う土壌になります。消費者が具体的な説明を求めれば、生産者もそれに応えて情報を公開します。パッケージの小さな文字や、ウェブサイトの牧場の風景写真は、その対話の入り口です。明日の朝のトーストに塗るバターを選ぶとき、その背景にある生産者の自己定義を想像してみませんか。



よくある質問


Q. すべてのグラスフェッド商品に細かい説明が書かれていますか?

必ずしもすべての商品に詳細な飼育方法が記載されているわけではありません。輸入品の場合、裏面の日本語ラベルには原材料名しか書かれていないこともあります。輸入元のウェブサイトを確認すると、現地の牧場の基準が翻訳されて載っていることがあります。


Q. 定義がないなら普通の牛乳と変わらない商品もありますか?

グラスフェッドと表示している以上、牧草を主体としている点では一般的な牛乳とは異なります。ただ、その牧草の割合や飼育環境は商品によって幅があります。気になる場合は、生産者の顔や牧場の風景が公開されている商品から試してみてください。



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この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。

 
 
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