ノンホモ牛乳という選択
更新日:8月22日
ノンホモ牛乳とは、脂肪の粒を砕いて均一にするホモジナイズ処理をしていない牛乳のことです。静かに置くと上部にクリームの層が浮かぶ、生乳に近い姿の牛乳です。「均質化で脂肪が酸化しやすくなるのでは」という声を聞くことがありますが、市販の牛乳は処理後すぐ殺菌・充填されており、酸化を過度に心配する根拠は確立していません。選ぶ理由は不安ではなく、口あたりと楽しさで十分です。
脂肪の粒を砕くかどうかの違いで、飲み口の好みで選び分けます
ノンホモ=ホモジナイズ(均質化)していない牛乳。脂肪の粒が生乳のままです。
上に浮かぶクリームラインは、品質異常ではなくノンホモの証です。
ホモ牛乳が悪いわけではありません。飲み口の好みで選び分ける話です。

2つの牛乳の違い
ノンホモ牛乳 | 一般的な牛乳(ホモ) | |
脂肪の粒 | 大小さまざま(生乳のまま) | 細かく均一 |
見た目 | クリームが上に浮く | 均一のまま |
口あたり | ふんわりした飲みごたえ | なめらかで一定 |
流通量 | 少ない | 主流 |
ホモジナイズは、味を均一にし、脂肪の分離を防ぐための工夫です。おかげで牛乳は「振らなくても最後まで同じ味」になりました。
ノンホモはその処理をあえてしない選択です。クリームラインを混ぜて飲むか、すくってコーヒーに落とすか。ひと手間を楽しみに変えられる人に向いた牛乳です。
「酸化が心配」という通説について
「脂肪の粒を砕くと表面積が増えて酸化しやすい」という理屈を目にすることがあります。理屈としては一面ありますが、市販の牛乳はホモジナイズの直後に殺菌され、密閉容器で冷蔵流通します。この工程で、飲む時点の品質に問題が生じるという確かな証拠は確立していません。
ホモ牛乳を不安から避ける必要はなく、ノンホモを選ぶ理由も不安である必要はありません。生乳らしさを楽しむ、という前向きな理由で十分です。
よくある質問
Q. クリームの塊が浮いていますが飲めますか。
飲めます。乳脂肪が浮いたもので、ノンホモ牛乳の自然な姿です。軽く振るか混ぜてお飲みください。
Q. 味は濃いのですか。
脂肪の粒が大きいまま残るため、ふんわりとした飲みごたえを感じる方が多いです。濃厚というより「立体的」な口あたりです。
Q. なぜ流通が少ないのですか。
分離を前提とした扱いが必要で、大量流通に向きにくいためです。低温殺菌とあわせた、こだわり系の牛乳に多く見られます。
Q. 料理に使えますか。
使えます。浮いたクリームごとよく混ぜてから計量すると、レシピどおりに仕上がります。
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出典
乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)── 牛乳の成分規格・殺菌基準
この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。


