グラスフェッドとグレインフェッドの栄養の違い
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更新日:16 時間前
グラスフェッド(牧草飼育)とグレインフェッド(穀物飼育)の栄養の違いは、乳や肉の「脂肪の中身」に現れます。牧草主体ではオメガ3系脂肪酸やCLA、β-カロテンの割合が高い傾向、穀物主体ではオメガ6系の割合が高い傾向が報告されています。
3行でわかる
違うのはたんぱく質やカルシウムではなく、脂肪酸の構成です。
牧草主体=オメガ3系・CLAが高め、穀物主体=オメガ6系が高めの傾向。
健康効果の優劣を断定できる段階ではありません。

栄養の比較
成分 | グラスフェッド | グレインフェッド |
基本栄養(たんぱく質・カルシウム等) | 同等 | 同等 |
オメガ3系脂肪酸 | 割合が高い傾向 | 低め |
オメガ6系脂肪酸 | 低め | 割合が高い傾向 |
CLA(共役リノール酸) | 高い傾向 | 低め |
β-カロテン | 青草の季節に多い | 少ない・一定 |
牛乳としての基本性能は、飼い方で変わりません。種類別「牛乳」の規格を満たす点も同じです。
変わるのは乳脂肪という「中身の設計」。飼料の脂肪酸がルーメン(牛の胃)を経て乳や肉に映るためで、これはごまかしの効かない生理現象です。
数字を読むときの注意
「オメガ3が多い」という情報には2つの注意点があります。
第一に、変動です。季節・草の状態・個体で数値は動き、固定の倍率で語れるものではありません。
第二に、絶対量です。割合が高くても、乳製品に含まれるオメガ3の量は魚に比べれば少量です。「割合の傾向」を「たくさん摂れる」と読み替えると誤解になります。
成分の違いは事実、健康効果の断定は飛躍。この線引きが、栄養の違いを正しく使うコツです。
よくある質問
Q. 結局どちらが体に良いのですか。
断定できません。脂肪の構成が違うことは確かで、その健康影響は研究途上です。
Q. 栄養成分表示で違いは見えますか。
見えません。表示される乳脂肪分(%)は量の話で、脂肪酸の中身は表示されないためです。
Q. 子どもにはどちらがよいですか。
基本栄養は同等なので、どちらでも牛乳としての役割は果たします。味や飼い方への考え方で選んでください。
Q. バターでも同じ傾向ですか。
同じです。乳脂肪を濃縮したバターは、むしろ違い(色・脂肪酸)がいちばん見えやすい食品です。
関連する用語
この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。


