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クリームの乳脂肪分の違いと使い分け

  • 8月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月22日

生クリームの売り場には、乳脂肪分35%前後の「低脂肪タイプ」と45%前後の「高脂肪タイプ」が並んでいます。数字が違うと、味も泡立ちも仕上がりも変わります。低脂肪は軽くてさらりと、高脂肪はコクがあってしっかり。この記事では、乳脂肪分ごとの性格と、コーヒー・ホイップ・お菓子・料理での使い分けを整理します。



正解はひとつではなく、用途と好みで選ぶのが基本です


乳脂肪分35%前後は軽い口当たりで、泡立てには時間がかかります。

45%前後はコクが強く早く泡立ちますが、立てすぎると分離しやすくなります。

正解はひとつではなく、用途と好みで選ぶのが使い分けの基本です。



乳脂肪分で何が変わるのか


クリームの泡立ちは、乳脂肪の粒が空気を抱え込むことで生まれます。脂肪分が高いほど粒が多く、早く固く泡立ちます。そのぶん攪拌しすぎるとバターの手前まで進んでしまい、ぼそぼそと分離しやすいのが高脂肪タイプです。

低脂肪タイプは逆に、泡立てに時間がかかり、固さも控えめです。その代わり口当たりが軽く、後味がすっきりします。保形性は弱めなので、絞り出して形を保つ用途には向きません。

味わいは、脂肪分が高いほどコクと重さが増します。ミルクの風味をどっしり感じたいか、軽やかに楽しみたいか。ここが選び分けの軸になります。



用途別の使い分け


用途

35%前後

45%前後

コーヒー・紅茶に

向く(軽く混ざる)

重めのコクが出る

ホイップして添える

ゆるめ・軽い仕上がり

固く立ち形が保てる

ケーキのデコレーション

保形性が弱い

向く

ムース・ババロア

軽い口どけに

濃厚な口どけに

料理(スープ・ソース)

さらりと仕上がる

コクを足したいときに

デコレーションのように形を保ちたいなら高脂肪、飲み物や軽い仕上がりを狙うなら低脂肪が基本です。両方を混ぜて中間の固さを作る方法も、お菓子作りでは広く使われています。

グラスフェッドのクリームを使う場合も、考え方は同じです。ミルクの個性が強いぶん、シンプルな使い方ほど風味の違いが表に出ます。



泡立てで失敗しないために


共通のコツは温度です。クリームは冷えているほど安定して泡立ちます。ボウルごと冷やし、夏場は氷水に当てながら泡立てると失敗が減ります。

高脂肪タイプは進みが早いので、仕上げは手立てに切り替えて様子を見ると、立てすぎを防げます。分離しかけたら、少量の冷たいクリームか牛乳を足して軽く混ぜると、ある程度戻せます。



よくある質問


Q. 泡立てやすいのはどちらですか。

45%前後の高脂肪タイプです。早く固く立ちます。ただし立てすぎによる分離も早いので、終盤は慎重に。


Q. コーヒーに入れるならどちらが向きますか。

軽く混ざる35%前後が使いやすいとされます。濃厚さを求めるなら高脂肪タイプも選択肢です。


Q. 35%と45%を混ぜて使ってもよいですか。

かまいません。中間の固さと口当たりになり、デコレーションと口どけの両立を狙うときによく使われる方法です。


Q. 泡立たないときは何が原因ですか。

温度が高いことが最も多い原因です。クリームと道具をしっかり冷やしてやり直してみてください。低脂肪タイプはもともと時間がかかります。


Q. 植物性のホイップとはどう違いますか。

原料が別物です。この記事の話は乳脂肪のみの「クリーム」の話で、植物性油脂主体の商品は泡立ちや味の性質が異なります。



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この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。

 
 
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