グラスフェッドとギリシャヨーグルトの違いを知るメリット
- 8月10日
- 読了時間: 4分
更新日:7 日前
グラスフェッドヨーグルトは「牛が何を食べて育ったか」という原料の違いであり、ギリシャヨーグルトは「水分を抜く」という製法の違いです。同じヨーグルトの分類でも、まったく別の物差しで作られています。この2つの軸を持つと、スーパーの棚に並ぶヨーグルトの世界がすっきりと整理できます。
ギリシャヨーグルトは水分を抜いてたんぱく質を濃縮している
ギリシャヨーグルトは、発酵させたヨーグルトから水分を取り除く水切り製法で作られます。スプーンですくって逆さにしても落ちないほどの硬さと、クリームチーズのような濃厚な口当たりが特徴です。
この製法の最大の目的は、栄養素の凝縮です。水分と一緒に酸味が抜ける一方で、乳たんぱく質がぎゅっと残ります。朝のトーストに塗ったり、腹持ちの良い間食を探しているときに手に取るパッケージには、この水切りによるたんぱく質の多さが書かれているはずです。
製法を変えることで食感と栄養を変化させるのが、ギリシャヨーグルトのアプローチです。では、原料そのものを変えるグラスフェッドヨーグルトは、何を目指しているのでしょうか。
グラスフェッドヨーグルトは草を食べて育った牛の乳からできている
グラスフェッドヨーグルトは、穀物ではなく牧草を食べて育った牛の生乳を原料にします。こちらは製法ではなく、ヨーグルトの土台となる牛乳の質にこだわったものです。
牛が食べた草の香りが乳に移るため、季節によって風味が変化します。春から夏にかけて青々とした草を食べた牛の乳は、軽やかで爽やかなヨーグルトになります。冬に乾燥した草を食べた牛の乳がもたらすのは、コクの深い味わいです。牛乳そのものの自然な変化を味わうのが、グラスフェッドの楽しみ方です。
こちらは製法に縛りがないため、とろりとした液状に近いものから、しっかり固まったものまで様々な食感のものがあります。この2つの特徴を知ると、売り場での選び方が変わってきます。
原料と製法の2軸を組み合わせると自分の好みが棚で見つかる
ヨーグルトを選ぶときは、パッケージを原料の軸と製法の軸の2つに分けて見ます。目的に合わせて、この軸を組み合わせるだけで、自分に合うものがすぐに見つかるはずです。
たんぱく質をしっかり摂りたい日は、製法の軸でギリシャヨーグルトを選ぶ
牛乳本来の風味や季節の変化を味わいたい日は、原料の軸でグラスフェッドヨーグルトを選ぶ
濃厚な食感と自然な風味の両方を楽しみたいときは、グラスフェッド生乳を使ったギリシャヨーグルトを探す
売り場の棚の前に立ったとき、パッケージの表にあるキャッチコピーだけでなく、裏面の原材料名や種類別表記を眺めてみてください。それがどんな牛の乳から絞られ、どんな工程を経てカップに詰められたのかが透けて見えてきます。明日の朝、冷蔵庫を開けてスプーンを入れるヨーグルトは、どちらの軸で選んでみますか。
よくある質問
Q. ギリシャヨーグルトを作る過程で抜ける水分は何ですか?
ヨーグルトの上澄みにできる透明な液体と同じもので、ホエイ(乳清)と呼ばれます。ギリシャヨーグルトはこのホエイを濾して取り除くため、酸味が和らぎ、たんぱく質の密度が高まります。
Q. グラスフェッドヨーグルトと普通のヨーグルトで味は違いますか?
牛が食べるエサが違うため、風味に違いが出ます。グラスフェッドは牧草由来のすっきりとした後味や、季節ごとの草の香りが感じられるのが特徴です。
関連する用語
この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。


