グラスフェッドとグレインフェッドの違いを知るメリット
- 8月10日
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更新日:8月20日
グラスフェッドとグレインフェッドの違いは、牛の育て方の優劣ではなく、酪農の設計思想の違いです。牧場の土地に生える草で養うか、栄養価の高い穀物を与えて生産量を安定させるかという目的が分かれています。スーパーの牛乳売り場に並ぶ商品の背景には、この2つの異なる仕組みが存在しています。
グレインフェッドは牛乳の供給を安定させる仕組み
日本のスーパーで手に入る牛乳の多くは、グレインフェッドの牛から搾られています。トウモロコシや大豆などの穀物を中心とした飼料はカロリーが高く、牛の体を大きくし、一度にたくさんの乳を搾るのに向く仕組みです。日本の酪農は牛舎で飼う「舎飼い」が約9割を占めるとされます。限られた土地でも多くの牛を飼育し、天候に左右されず毎日同じ量の牛乳を店頭に届けるための合理的な設計です。私たちがいつでも手頃な価格で牛乳を買えるのは、この仕組みのおかげと言えます。では、牛たちが食べるその穀物はどこから来ているのでしょうか。
日本の牛乳は輸入穀物と牧草の両輪で成り立っている
日本の飼料自給率は26パーセントで、穀物などの濃厚飼料の約87パーセントは輸入に頼っています。海外から船で運ばれる穀物が、私たちの冷蔵庫にある牛乳の安定価格を支える構造です。一方で、グラスフェッドは牧場の土地に生える草を主食とする飼育方法になります。広大な土地が必要になり、季節によって牛乳の量も味も変わりますが、地域の資源だけで循環する強みがあります。どちらかが正しいわけではなく、日本の食卓はこの2つの仕組みが補い合うことで守られています。
パッケージの裏側から酪農の形を選ぶ
スーパーの牛乳売り場に立つとき、パッケージの文字から酪農の形を選ぶことができます。一般的な牛乳の多くはグレインフェッドによる生産です。一方で、グラスフェッドや放牧といった言葉が書かれた牛乳も、少しずつ並ぶようになりました。価格の違いは、輸入穀物を使った効率的な生産か、広い土地と時間をかけた生産かという仕組みの違いから生まれます。明日の朝、トーストと一緒に牛乳を飲むとき、その一杯がどのような土地と仕組みを通ってきたのか想像してみてください。
よくある質問
Q. グレインフェッドの牛乳よりグラスフェッドの方が体に良いのですか。
A. どちらの牛乳にも、たんぱく質やカルシウムなどの基本的な栄養素がしっかり含まれています。グラスフェッドには草由来の成分が含まれるといった特徴はありますが、特定の効果を約束するものではありません。ご自身の体調に不安がある場合は医療機関にご相談のうえ、味の好みや育て方の背景で選んでみてください。
Q. スーパーでグラスフェッドの牛乳を見分ける方法はありますか。
A. パッケージの表記を確認します。一般的な牛乳は特別な記載がないことがほとんどですが、グラスフェッドの場合は商品名や側面に「牧草飼育」「放牧」といった言葉が書かれています。いつもの売り場でパッケージの裏側を一度だけ調べてみてください。
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この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。


