グラスフェッドビーフとは
- 8月10日
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更新日:5 日前
グラスフェッドビーフとは、牧草を主体に育てられた牛の肉のことです。穀物で仕上げる一般的な牛肉に比べて赤身が多く、脂肪が少ないのが特徴で、ニュージーランドやオーストラリアなど放牧の盛んな国からの輸入品が中心です。同じ「グラスフェッド」の考え方を乳に当てはめたものがグラスフェッドミルクです。
日本で流通する牛肉の主流は穀物仕上げで、これは少数派です
牧草で育った牛の肉。赤身が多く、しっかりした味わいです。
日本で流通する牛肉の主流は穀物で仕上げたもので、グラスフェッドビーフは少数派です。
「グラスフェッド」は肉と乳に共通する飼い方の言葉。育て方の考え方は同じです。
一般的な牛肉との違い
グラスフェッドビーフ | 一般的な牛肉(穀物肥育) | |
主な飼料 | 牧草・乾草 | とうもろこし等の穀物で仕上げ |
肉質 | 赤身が多く、脂肪少なめ | サシ(脂肪交雑)が入りやすい |
味わい | 肉本来の力強い風味 | やわらかく脂の甘み |
主な産地 | ニュージーランド・豪州など | 国産・米国産など |
どちらが上という話ではありません。サシを珍重する和牛文化と、赤身を好む放牧国の文化。育て方の違いが、そのまま食文化の違いになっています。
栄養の傾向
牧草主体で育てた牛の肉は、脂肪が少なく高たんぱくで、オメガ3系脂肪酸やβ-カロテンの割合が高い傾向が報告されています。乳と同じく、飼料が脂肪の中身に影響するためです。
ただし数値は産地・季節・個体で変動します。「グラスフェッドだから健康に良い」と断定できる段階ではなく、「飼料が成分構成に影響する」という理解が正確です。
肉と乳、同じ考え方
グラスフェッドビーフ(肉)とグラスフェッドミルク(乳)は、対象が違うだけで「牧草で育てる」という飼い方は共通です。
肉は輸入品が手に入りやすい一方、乳は鮮度の壁があるため国産の希少な工房産が中心になる、という流通の違いがあります。
よくある質問
Q. グラスフェッドビーフはどこで買えますか。
輸入食材店やオンラインショップが中心です。日本のスーパーの主流は穀物肥育の牛肉です。
Q. 硬いと聞きましたが本当ですか。
赤身が多いぶん歯ごたえはしっかりしています。低温調理や焼きすぎない調理で、赤身の旨みを活かせます。
Q. グラスフェッドビーフとグラスフェッドミルクは同じ牛ですか。
通常は別です。肉用牛(肉専用種)と乳用牛(ホルスタインなど)は品種が異なります。共通するのは「牧草で育てる」という飼い方です。
Q. 和牛のグラスフェッドはありますか。
ごく少数ですが、放牧で育てる和牛に取り組む生産者は存在します。
関連する用語
この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています(当社は乳製品の作り手であり、本記事は牛肉を含むグラスフェッド全般の理解のための中立解説です)。


