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グラスフェッドビーフの栄養と特徴

8月10日
読了時間: 3分

更新日:8月22日

グラスフェッドビーフの特徴は、赤身が多く脂肪が少ない肉質にあります。高たんぱく・低脂肪で、脂肪の中身ではオメガ3系脂肪酸やβ-カロテンの割合が高い傾向が報告されています。ミルクと同じく「牧草で育つと脂肪の構成が変わる」ことが、栄養面の正体です。



3行でわかる


赤身中心・高たんぱく・低脂肪が肉質の特徴です。

脂肪の中身(オメガ3など)に牧草の影響が出る傾向が報告されています。

サシの多い和牛とは目指す方向が違う、別の価値の牛肉です。



栄養面の特徴


観点

グラスフェッドビーフの傾向

たんぱく質

赤身が多く高たんぱく

脂肪の量

少なめ(低カロリー傾向)

脂肪の中身

オメガ3系の割合が高い傾向が報告

色素・ビタミン

β-カロテン等が飼料の影響を受ける

鉄分

赤身に多く含まれる

「脂肪が少ない」ことと「脂肪の中身が違う」こと。この2つがグラスフェッドビーフの栄養の柱です。

いずれも産地・部位・個体で変動します。健康効果の大きさを断定できる段階ではない点は、乳と同じです。



味と調理の特徴


赤身の多い肉は、肉本来の風味が強く、噛みごたえがあります。

脂の甘みで食べさせる肉ではないため、調理は「焼きすぎない」が合言葉です。ステーキならミディアムレアまで、低温調理も好相性。グラスフェッドの持ち味は、赤身の旨みを活かす食べ方で発揮されます。



乳と肉 ── 同じ原理


牧草のβ-カロテンが乳脂肪に移ってバターが黄色くなるのと同じ原理が、肉の脂肪でも起きています。

グラスフェッドという言葉が肉と乳の両方で使われるのは、飼い方が同じだからだけでなく、「飼料が脂肪の中身を変える」という同じ現象が両方で起きるからです。



よくある質問


Q. カロリーは低いのですか。

脂肪が少ないぶん、同じ部位なら穀物肥育より低カロリーの傾向があります。部位による差のほうが大きい点にはご注意ください。


Q. 鉄分が多いのはなぜですか。

赤身(筋肉)に鉄が多く含まれるためです。赤身率の高いグラスフェッドビーフは鉄の摂取源になります。


Q. 栄養のために食べるべきですか。

断定できる根拠はありません。赤身の味わい・脂肪の少なさ・飼い方への共感を含めて選ぶ食品です。


Q. ミルクにも同じことが言えますか。

言えます。飼料が脂肪の構成に影響する原理は乳も肉も共通です。詳しくは関連記事をご覧ください。



関連する用語



この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています(当社は乳製品の作り手であり、本記事は牛肉を含むグラスフェッド全般の理解のための中立解説です)。

 
 
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