A2ミルクと乳糖不耐症 ── 別問題をほどく
- 8月10日
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更新日:11 時間前
A2ミルクと乳糖不耐症は、しばしば混同されますが、別の問題です。A2ミルクはたんぱく質(βカゼイン)の型に注目した牛乳で、乳糖不耐は糖(乳糖)の消化の問題。A2ミルクにも、乳糖は普通の牛乳と同じように含まれます。この記事では、絡まりやすい2つの話をほどいて整理します。
たんぱく質の型の話と、糖の消化の話。まったく別の問題です
A2ミルクは、βカゼインというたんぱく質の型に注目した牛乳です。
乳糖不耐は、乳糖という糖をうまく分解できずに起こる状態です。
別の成分の別の問題で、A2ミルクでも乳糖の量は変わりません。
2つは何が違うのか
A2ミルクの話 | 乳糖不耐の話 | |
関わる成分 | βカゼイン(たんぱく質) | 乳糖(糖) |
何の話か | たんぱく質の型がA1型かA2型か | 乳糖を分解する酵素の働きが弱い |
A2ミルクでは | βカゼインがA2型のみ | 乳糖は普通の牛乳と同じ |
A2ミルクは、βカゼインがA2型の牛の乳だけを集めた牛乳です。変わっているのはたんぱく質の型だけで、乳糖の量は変わりません。したがって、乳糖不耐の人がA2ミルクに替えても、乳糖への対処にはなりません。
なぜ混同されるのか
どちらも「牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなる」という同じ文脈で語られるためです。A1型とA2型の違いがお腹の不調に関わるのではないか、という仮説は研究が続いている段階で、はっきりした結論は出ていません。一方、乳糖不耐は、乳糖と分解酵素の関係として仕組みが知られています。似た悩みに対する、別の切り口の話なのです。
対処を誤らないために
お腹の不調の原因を自己判断で決めつけると、対処を誤ります。乳糖不耐であれば、乳糖の少ない食品を選ぶ、少量ずつ試すといった方向に工夫の余地があります。乳アレルギーであれば話はまったく別で、少量でも注意が必要です。気になる症状がある場合は、まず医療機関で確かめてください。
よくある質問
Q. 乳糖不耐ですが、A2ミルクなら飲めますか。
A2ミルクの乳糖は普通の牛乳と同じです。乳糖不耐への対処にはならないと考えてください。
Q. では、A2ミルクには意味がないのですか。
βカゼインの型に注目するひとつの選択肢です。ただしお腹への影響は研究が続く段階で、効果を約束するものではありません。
Q. 自分が乳糖不耐かどうか知るには。
自己判断せず、医療機関で相談してください。乳アレルギーとの区別が特に重要です。
Q. 乳糖不耐でも乳製品は楽しめますか。
熟成チーズやバターなど乳糖の少ない食品から、少量ずつ試す工夫があります。無理はせず、体調と相談しながらが基本です。
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この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。


