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ギーの作り方と使い方

8月10日
読了時間: 4分

更新日:8月22日

ギーは、バターを弱火でゆっくり煮詰め、水分と乳固形分を取り除いた澄ましバターです。家庭でも、無塩バターと鍋と漉し布があれば作れます。残るのはほぼ乳脂肪だけなので高温の調理に強く、密閉すれば常温でも保存できます。この記事では、基本の作り方、使い方、保存のコツを順に整理します。



乳固形分を除いてあるため焦げにくく、高温調理に向きます


ギーは無塩バターを弱火で煮詰めて漉すだけで、家庭でも作れます。

乳固形分を除いてあるため焦げにくく、炒め物などの高温調理に向きます。

密閉して光を避ければ、常温保存もできる油脂です。



基本の作り方


手順は4つです。


  1. 鍋に無塩バターを入れ、弱火にかけて溶かします。かき混ぜずに、静かに待ちます。

  2. 白い泡が立ち、パチパチと水分の抜ける音がしてきます。泡はすくわず、そのまま弱火を保ちます。

  3. 音が静かになり、鍋底に沈んだ乳固形分がきつね色になって、液体が澄んだ金色になったら火を止めます。

  4. 熱いうちに、漉し布やキッチンペーパーを敷いたざるで漉し、清潔な保存瓶に移します。


ポイントは、終始弱火を守ることと、鍋底の色をよく見ることです。火が強いと乳固形分が一気に焦げ、香りが苦くなります。逆に浅すぎると水分が残り、保存性が落ちます。澄んだ金色と香ばしい香りが目安です。

有塩バターで作ると塩分が濃縮されるため、無塩バターを使うのが基本です。



使い方 ── 高温調理が得意分野


使い方

向いている理由

炒め物・ソテー

焦げの原因になる乳固形分がなく、高温に強い

カレー・スパイス料理

発祥地の定番油脂。スパイスを油で香らせる工程と好相性

バターコーヒー

ミルク感のないすっきりした口当たりになる

トースト・仕上げがけ

ナッツのような香ばしさが加わる

バターのままでは焦げやすい強火の調理も、ギーにすれば安心して使えます。目玉焼きやチャーハン、肉のソテーで使うと、香ばしさの違いがよく分かります。

もとの乳固形分が持つミルク感は薄れるので、バターらしい風味を活かしたい菓子やソースには、バターのままのほうが向きます。使い分けが上手な付き合い方です。



保存のコツ


水分と乳固形分を除いたギーは傷みにくく、密閉容器に入れて直射日光を避ければ常温保存ができます。気温の高い季節や、より長く保存したい場合は冷蔵が安心です。

大切なのは水分を持ち込まないことです。すくうスプーンは清潔で乾いたものを使い、濡れた道具を入れないようにしてください。



よくある質問


Q. グラスフェッドバターで作る意味はありますか。

ギーの品質は元のバターで決まります。グラスフェッドバターから作れば、その脂肪の個性と色合いを受け継いだギーになります。


Q. 有塩バターでは作れませんか。

作れますが、水分が抜けるぶん塩分が濃縮されます。料理の塩加減が狂いやすいので、無塩バターをおすすめします。


Q. 澄ましバターとギーは同じものですか。

考え方は同じです。ギーは乳固形分が色づくまでしっかり加熱するため、香ばしい風味がつくのが特徴とされます。


Q. どのくらい保存できますか。

保存状態によります。密閉・遮光・清潔な道具づかいを守れば常温でも日持ちしますが、香りや色に違和感が出たら使用をやめてください。


Q. 乳糖やたんぱく質は残りますか。

乳固形分を漉し取るため、ごく微量とされます。ただし完全にゼロとは言いきれないので、乳アレルギーのある方は医師に相談してください。



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この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。

 
 
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