グラスフェッド牛乳がスーパーに少ない理由を知るメリット
更新日:8月20日
スーパーの牛乳売り場にグラスフェッド牛乳が並んでいない理由は、品質や需要の問題ではなく、日本の牛乳流通の仕組みにあります。毎日たくさんの牛乳を安定して届けるため、複数の牧場の生乳を混ぜ合わせる合乳が行われているからです。牧場の個性が混ざり合うこの仕組みを知ると、グラスフェッド牛乳の探し方が具体的に見えてきます。
牛乳が毎日同じ価格で並ぶ背景には合乳という仕組みがあります
スーパーの冷蔵ケースには、いつも同じ牛乳が並んでいます。これを可能にしているのが、指定団体と呼ばれる組織を通じた集荷と流通の仕組みです。全国の生乳のおよそ半分は北海道で生産されています。広大な土地に点在する牧場で搾られた生乳は、地域ごとに集められ、工場へ運ばれる前に大きなタンクで一つにまとめられます。これが合乳と呼ばれる工程です。
複数の牧場の生乳を混ぜることで成分が均一になり、大量の牛乳を安定してパックに詰めることができます。この仕組みのおかげで、私たちは季節や天候に左右されず、手頃な価格で毎朝の牛乳を楽しめるわけです。その一方で、特定の牧場が牧草主体で牛を育てるグラスフェッドに取り組んでいても、その生乳は集荷の段階で他の生乳と混ざり合います。牧場の個性が混ざり合うこの流通の形が、スーパーの棚にグラスフェッド牛乳が少ない理由です。
混ざらないルートを通る単一牧場の牛乳を棚の端で探します
合乳の仕組みを理解すると、スーパーでの探し方が変わります。グラスフェッド牛乳を見つけるには、通常の流通ルートを通らない製品を探すのが近道です。目印になるのは、一つの牧場で搾られた生乳だけをそのまま詰めた単一牧場の牛乳です。
こうした製品は大量生産が難しいため、売り場の中心には並びません。大手スーパーのこだわり食材コーナーや、少し価格帯の高い商品を扱うスーパーの棚の端が定位置です。普段の買い物で牛乳売り場を通りかかったら、パッケージの裏面を確認します。製造者や生乳の生産地が特定の牧場名になっていれば、それが単一牧場の牛乳です。そこから、牧草で育てられているかという特徴を確かめていきます。では、近所のスーパーをいくつか回っても見つからない場合はどこを探せばよいのでしょうか。
Q. スーパーにない場合はどこで買えますか
牧場が直接運営するオンラインショップや、産地直送の通販サイトで購入できます。グラスフェッド牛乳は賞味期限が短いため、牧場で搾られた生乳をすぐに殺菌し、製造日に合わせて冷蔵便で発送されることがほとんどです。
Q. パッケージにグラスフェッドと書いていなくても草で育っている牛乳はありますか
あります。放牧酪農を行っている牧場の牛乳は、結果として牧草を多く食べて育っていることがあります。パッケージに放牧と書かれた牛乳を見つけたら、一度試してみるのも一つの方法です。冷蔵庫にいつもと違う牛乳がある風景は、毎日の朝食を少しだけ新鮮なものに変えてくれるはずです。
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この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。


