top of page

グラスフェッド生クリームとは

8月10日
読了時間: 3分

更新日:8月22日

グラスフェッド生クリームとは、牧草を主体に育った牛の生乳から作られる、乳脂肪だけの純生クリームのことです。国内では放牧主体の酪農そのものが少なく、その生乳をクリームに仕立てる作り手はさらに限られるため、グラスフェッドバター以上に希少な存在です。この記事では、希少な理由、味わいの特徴、使い方までを整理します。



3行でわかる


牧草主体で育った牛の生乳から作る、乳脂肪のみの生クリームです。

国内での流通はごくわずかで、グラスフェッドバター以上に見つけにくい存在です。

季節によって色や風味が動くのが持ち味で、扱い方は一般の生クリームと同じです。



なぜバター以上に希少なのか


国内の酪農は、牛舎で配合飼料を与える飼い方が主流です。牧草だけで乳を搾る牧場はごく一部にとどまります。

そのうえ生クリームは、生乳から乳脂肪分を集めて作るため、まとまった量の生乳が必要です。少量生産の牧場では、まず牛乳やヨーグルトが優先され、クリームまで手が回らないことがほとんどです。日持ちも短いため、小さな作り手には扱いにくい商品でもあります。

グラスフェッドバターは輸入品という選択肢がありますが、生クリームは鮮度が命のため輸入がほぼ成り立ちません。国産の作り手を探すしかない。これが、バター以上に希少と言われる理由です。



一般的な生クリームとの違い



グラスフェッド生クリーム

一般的な生クリーム

牛の飼料

牧草が主体

配合飼料が中心

黄みがかる傾向(特に放牧期)

白に近い

風味

草由来の風味・季節で変化

年間を通じて安定

流通量

ごくわずか

広く流通

色の違いは、牧草に含まれるβカロテンが乳脂肪に移るためです。青草をたくさん食べる季節ほど黄みが強くなり、冬は淡くなります。同じ牧場のクリームでも、季節で表情が変わるのが自然な姿です。



使い方は普通の生クリームと同じ


特別な扱いは必要ありません。よく冷やしてから泡立てる、立てすぎると分離するといった基本は、一般の生クリームと共通です。

違いが出るのは風味です。ミルクそのものの個性が濃く出るため、いちごにかける、コーヒーに浮かべる、パンに添えるなど、シンプルな使い方ほど持ち味が伝わります。お菓子作りでは、生クリームが主役になるショートケーキやシュークリームで違いを感じやすくなります。



よくある質問


Q. グラスフェッド生クリームはどこで買えますか。

取り扱いは非常に限られます。放牧主体の牧場の直販や通販、百貨店の催事などが主な入り口です。


Q. 泡立ちにくいことはありますか。

泡立て方の基本は一般の生クリームと同じです。よく冷やして使えば、同じように扱えます。


Q. 色が黄色っぽいのは大丈夫ですか。

牧草のβカロテン由来の自然な色です。品質の問題ではなく、むしろ草をよく食べている証しとされます。


Q. 季節で味が変わるのはなぜですか。

牛の食べる草が季節で変わるためです。青草の季節と乾草の季節では、色も風味も動きます。


Q. ホイップ用の植物性クリームとは何が違いますか。

原料が別物です。生クリームは乳脂肪のみ、植物性のホイップは植物性油脂が主体です。パッケージの表示欄で確かめられます。



関連する用語



この記事はミルクデザイン株式会社が作成しています。北海道紋別郡西興部村で、萩原牧場のグラスフェッド生乳から牛乳・ヨーグルト・バター・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームを製造しています。

 
 
bottom of page